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花の作成準備 [メイキング - Blender]

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 花のモジュールをBlenderで作成しました。コスモスやナデシコのように、同じ形の花びらが規則的に並んでいるタイプの花を、効率的に作るためのものです。

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 これまでにも使ってきた機能の応用です。花びらや葉のように、同じ形のものが規則的に配置される構造物はいろいろ作ってきました。風車の羽や、雪の結晶などです。

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 トラムもそうです。車体の半分を作って、その複製を180度回転させて作る、風車同様の点対称の物です。

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 ただ、これまでの風車やトラムと違う点は、今後のバリエーションの作り足しを考慮したことです。
 登場するメカの種類が多い作品というのはマニアックですが、花がこまめに入れかわるのは珍しくありません。
 雑誌の片隅のイラスト、カレンダーに載せるイラスト、それほど意識して観察する読者がいなくても、全くなければひどく殺風景に見えるもの。
 つまり花というものは、かなり万人向けに近い題材ではないでしょうか。

 花びらや葉に変化をつけた花を手早く作るために、作業手順やレイヤーの使い分けについてなどのルールを決めることに手間取りました。
 雪の結晶を作った頃にも考えていたことですが、当時よりも改善を進めました。
 あわせて、雪の結晶の方でも同様の改善をしておきました。
 結晶は花よりも作品に使える季節に限りがありそうですが、それでも準備だけしておきました。
 細かい作業に時間を使ったせいで、3月19日前後に発表したかったのに予定が狂って、一週間以上遅れてしまいました。

 それに、自然な植物らしく見せるために、建物や結晶などの直線的なものよりも、少し作業が複雑になりました。
 どこにでもあるような花の絵ですが、実は作業しながら作業ミスをいくつも見つけて、直しながら完成させた絵です。
 けれども、作品上で用途が広いと思うので、苦労して作りました。漫画の背景・小道具として登場させるほか、イラストにしてステッカーなどとして販売しようかと考えています。









コトコトの時があった頃 [メイキング - ワークスタイル]


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 しばしば作品に食べ物を登場させています。そのせいか、作品を作りながらしばしば、自炊していた頃を思い出します。

 料理の練習に集中していた時期がありました。
 自分が食べる料理なので、こった献立は避けていました。優先したのは時間の節約、準備や後片付けの効率でした。
 揚げ物は作ったことがありません。けれども、小麦粉をいためてホワイトソースを作って、下ゆでした野菜と一緒にパン粉を振りかけて、オーブンでグラタンなどは作ったことがありました。
 パンケーキを焼いていた頃もありました。オーブンで焼きあがるまでの時間はもちろん、使い終えた調理器具を洗っておくなど、片付け物に使っていました。
 いちばん多かったのは、やっぱり煮込み料理でした。時間節約が優先なので、必ずしもレシピ通りには作らなかったものでした。
 だしを作るかわりに市販の粉末コンソメを使ったり、炒め煮にすることになっているレシピでも、ただ煮込むだけにしたり。

 別に料理人を目指していたわけではありません。食費節約のための試行錯誤であり、物語上の食べ物や料理が登場する場面を、それらしく描くためでした。
 作品に取り上げる題材は、自分が直接体験できる物事ならば、そうする方がいいです。取材したり実物を見たりすることは大事です。

 ただ、グルメ漫画などを書く予定は無いのだし、作品そのものを作るための時間も確保しなければなりません。作り手として目的を見失ってしまいます。

 それで最近はコンビニ惣菜や菓子パンなど、できあがったものを買ってきて食べることが多くなっています。
 費用節約という点では後退なんですが、やりくりするものというのは、お金のほかに自分の時間というものもあります。
 ずっと前には、作り置きをするために自由時間を台所で使い切ってしまった日もありました。今それをやってしまうと、コミティア開催日に本の完成が間に合わなくなっちゃうでしょうね。

 作品の中で食べ物をある程度取り上げるくらいには、料理のことをおぼえたんだし、これで充分なのかな…。
 …いや、コンソメや塩の買い置きはまだ残っているんだし、買い物に出かければ、日がたって値引きされている野菜は、ほぼいつも見かけるんだし…。
 もう絶対料理しない、のではなくて、鍋でコトコト煮込んでいるひと時がある生活って、いいんじゃないのか…。
 休養や気分転換くらいのものが無ければ、作品にも響いてしまうかもしれないんだから。
 時間のやりくりの上達、めざしましょう。作品自体が貧弱にならないように、それに食費も節約できるように。まだまだ修行ですね。




創作活動ができる日でありますように。 [ポリシー]


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 今日も作品の準備をしています。
 アイデアを書きとめて、計画を組み立てて、がんばっていますとブログに書きこんでいます。
 いつの日か、好きで好きで仕方がないことを仕事にして、立派に稼いでいけるようになるためです。
 まだたどり着いていない目標だけれど、自分の気持ちひとつで目標めざして進める私は、きっと恵まれているのだと思います。

 気持ちではどうにもならない災いに巻き込まれて、仕事や住まいを失うのは、ひどく不幸なことです。
 補助的なお金を受け取ることができても、それは最悪の事態を防いでいるだけであって、幸せな境遇にたどり着いたわけではないはずです。
 好きで好きでしかたないことを仕事にできないまま、自分の能力や性格と無関係な仕事をしているのでは、真に評価されているのではないし、自分の向上心が満たされる時が来ません。
 そんな立場で食べ物や寝起きの場所だけ確保できても、幸せな生活とは言えないはずです。(ましてや、そのうえ取り分がわずかで立場も危ういのでは、やりきれません)

 災害で、戦争で、仕事ができなくなった人、住み慣れた土地を離れなければならなくなった人、そういう人たちのつらさを私たちは想像し、理解することができるはずです。
 自分の技能や人格を尊重されない、しかるべき職業や収入にたどり着けない私たちの延長線上に、災いにあった人たちのつらさがあるのだと思います。
 「想像できないほど運の悪いやつら」などと突き放すことは、あってはならないことです。
 困難にあっている人を差別するなど、あってはならないことです。
 共通点のような気がするところをたぐりよせて「ぼくらだって、あのひとたちといっしょだ」と言っている方がいいと思います。

 「お前に何が分かるんだ」と言われるかもしれません。
 自分が被災したわけでもない、難民になったわけでもない。何か言う資格があるのか、と。
 けれども、人間は言葉で伝えあう生き物です。見聞きしたことから想像力を働かせて、別のところに当てはめることができる、知恵を持つ生き物です。
 自分が直接体験したことしか理解できないのは愚かです。

 ついでに言えば、私もアーティストのはしくれです。流行を後から追いかける立場ではありません。
 今の世の中、壁で社会を分断して、自分の同類か敵かを選り分けることが大流行のようですから、私は流行には流されないことにします。

 相手を杓子定規に追い払っていれば、私たちの相手を見る目も育ちません。
 自分が同じように災害に巻き込まれたらと思って、非常時の備えをしておくことも忘れてしまうでしょう。

 私は偽善者でもないし、模範的優等生でもありません。きれいごとのためではなくて、仕事獲得めざす私を突き放すことが、私の作品制作を毛嫌いすることが、許せないからです。
 そんなことを正当化する薄情な縄張り根性こそ、私が共有したくないものです。
 だから今日もアイデアを書きとめて、作品の準備をしています。


 2011年の地震と原発事故を忘れません。
 災いが絶対に起きない場所など、この世界のどこにも無いと、私たちは知っています。
 備えるべきこと、追い求めるもの、終わらせるべきもの。賢く見定めて進んでゆけると信じます。




掲載画像の二値化 [メイキング - GIMP]

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 少し考えればわかることでした。ネット上でいつでも調べることができたはずです。

 ついこの間まで、コミティア申し込み手続きの画面に出てくる「二値化」(にあたいか)という言葉の意味をなぜか考えず、カタログ掲載用の画像を送付していました。
 画像のドット一つを、黒か白かの1ビットの情報にする。大量の画像を取り扱うために、画像データのメモリーサイズをできる限り小さくする。
 そういうことに気づかないまま送付用のイラストを描いていたのだと思うと、自分の見落としぶりにがっかりします。

 いいイラストが描けたと思っていました。久しぶりにドードー・ジェットの出番を設けたし、いもむしラゼンパのためにトラムの小型版も用意しました。
 けれども二値化を知らなかったばかりに、肝心のラゼンパが思った通りには印刷されないようなイラストにしていました。
 がっかりして、対策を考え始めました。期限はコミティア申し込み手続きの受付期間、3月7日まで。



 アナログ作家さんなら、ここでスクリーントーンというものを買ってくるのでしょうけれど、私は使った経験が無いものなので、GIMPを使って、グレースケールの無い黒と白だけの模様をいくつか作成しました。

 模様のほとんどは失敗でした。モアレという現象が起きるものばかりでした。等間隔で黒と白のドットを配置しているだけなのに、目の錯覚のために異様な柄になってしまうものばかりでした。

 イラスト自体も、全く別の絵にしようと考えました。たとえば、モアレが起きてしまっても構わないように、ゆるキャラ系は登場しない絵にしようか―ファンタジーらしい風景だけにすれば、少しくらい気持ち悪い模様に見える部分があってもいいだろうか…そんなことを考えながら、Blender上で3Dデータをいじっていました。



 けれども、そう考えて作ってみた構図は、納得のいかないものばかりでした。急いでがんばったのに、トラムを走らせるラゼンパ君をしのぐようなアイデアは無かったんです。だから原点に戻って、ラゼンパたちの絵を手直しすることにしたのでした。

 低きに流れるような発想だったのかもしれません。仕上げで失敗してもいい絵、送付してどう受け取られても構わない絵にしよう、などと思った時点で、やっつけ仕事そのものです。胸を張ってお披露目できる看板になるはずが無いでしょうね。

 GIMPの機能で二値化への対応はしました。色メニューの脱色やポスタリゼーションを使えば、色もグレースケールも無い状態が分かります。スクリーントーンの代替は、フィルターのいくつかを組み合わせれば、様々なものが出来ます。

 描き直しを重ねたのに、最初に作った構図が最善だった。青い鳥のストーリーのようですが、こんなものかもしれません。

 それに、二値化のことを知って焦って描き直していた間は忘れていたことですが、最初の画像は念入りに作り上げてきたものでした。

 今年の初めころから『並行軌条の目に見えない交差』を執筆しながら、その合間を縫って作業してきました。
 ラゼンパがどんなことをしている場面か、ほかには誰がどこに登場するのか、それぞれの位置のバランスは。細かな推敲を重ねて、送付手続きにたどり着いた画像でした。
 二値化という一点だけを理由に全面的なやり直し、というのでは、私もまいってしまうというものです。
 自分で判断するものなんだから、自分の苦労に報いる形で片付けるべきだと思いました。

 そうして、最初の絵に手直しを施した画像で、今度のコミティアへの申し込み手続きを終えました。
 気を取り直して、当日持参する頒布品、がんばって作りましょう。
 二値化というものが何なのか覚えたんですから、印刷しやすい絵を描きましょう。そのための修業の意味もあるんですから、本を書いて、イラストのポストカードも、もっと作りましょう。

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